ふっくら心地よく再生する綿の話 | マル井ふとん店
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ふっくら心地よく再生する綿の話

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2025/08/1

羽毛布団と同様、綿のお布団のご相談も、暑い時期に多くなります。

先日も「掛け布団がだいぶ傷んできたので、打ち直しができるか見てほしい」と、お客様からご相談をいただきました。

さっそく側生地をほどいて中の綿を確認してみると、綿とポリエステルの混ざった“混綿”で、化繊の割合が高めでした。とはいえ、綿の傷みはそれほど進んでおらず、打ち直しで十分再生できると判断し、お預かりさせていただきました。

打ち直しとは?

「打ち直し」とは、布団の中綿を一度ほぐして繊維状に戻し、汚れたり傷んだりした部分を取り除いたうえで、新しい綿を加えながら再生させる作業です。使い慣れたお布団を、もう一度ふっくら心地よく仕立て直すための大切な工程です。

打ち直しの流れ

1・荒打ち(あらうち)

まず、古い布団の側生地から中綿を取り出し、手作業で大まかに割いていきます。

この綿を製綿機(両面機)で、粗く繊維状にします。「荒打ち」という工程で、この段階で大まかな汚れを取り除き、綿を再生に向けて整えます。

2・足し綿と再生綿づくり

次に、状態を整えた綿に「足し綿(たしわた)」を加え、今度は製綿機(カード機)で細かくほぐして再生綿を作ります。

今回は、ポリエステルの割合が高めだったため、寝心地を改善する目的で、吸湿性の良い“米綿”を足し綿に使用し、全体のバランスを整えました。

ポリエステルが多いと軽さは出ますが、湿気をうまく逃せずムレやすくなります。

そこで今回は、天然素材の綿を加えることで、通気性を高め、より快適な布団に仕上がるよう工夫しました。

 3・綿を寝かせる

仕上がった再生綿は、すぐに使わず、しばらく「寝かせる」時間を取ります。

これは、綿のふくらみを落ち着かせ、側生地とのなじみをよくするためです。

一定期間、重しをのせて綿を落ち着かせてから、綿入れ作業に入ります。

大切に使ってきた布団を、これからも。

今回のお布団も、これまで大切に使われてきたことが感じられるものでした。打ち直しによって、これからも気持ちよく使っていただけるよう、心を込めて再生させていただきました。

綿の打ち直しには、布団に対する「もう一度使いたい」という気持ちが込められています。もしお手持ちの布団で「少しへたってきたな」と感じられたら、どうぞお気軽にご相談ください。


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