朝まで冷房をつけると寒いでも消すと暑い。夏の掛け寝具、どうすればいい?
7月に入り、梅雨が明けると、一気に夏本番になりました。
今年は東近江市でも夜になっても気温が下がらず、寝苦しい日が続いています。
テレビの天気予報でも、
「夜も気温が下がりません。朝まで冷房をつけて寝ましょう。」
と呼びかける日が増えました。

実際に、冷房を朝まで使われている方も多いのではないでしょうか。
ところが、その一方でお客様から、こんなお話を伺うことがあります。
「朝まで冷房をつけると寒いんです。」
「タイマーが切れると暑くて目が覚めます。」
「温度を上げると暑いし、下げると寒い。」
「布団を掛けると暑い。でも掛けないと寒い。」
「結局、夜中に何度も目が覚めてしまいます。」
こんなお話です。

冷房の温度を変えてみても、タイマーを調整してみても、なかなか解決しない。
実は、このようなお悩みは夏になると少なくありません。
その原因は、冷房の設定温度だけとは限りません。
布団屋としてお話を伺っていると、掛け寝具とのバランスが関係していることも少なくありません。
暑いから薄い掛け寝具にする。
寒いから厚い掛け寝具にする。
もちろん、それも一つの方法です。
でも、朝まで冷房を使う夏は、それだけではうまくいかないことがあります。
大切なのは、冷房に合わせて掛け寝具を考えることです。
あなたはどのタイプ?
夏の掛け寝具は、「夏だからタオルケット」「夏だから肌布団」と決めるものではありません。
朝まで冷房を使うことが増えた今は、ご自身の体の感じ方や寝室環境に合わせて選ぶことが大切です。
掛け寝具の暖かさの目安
「少し寒いな」と感じたら、一段階だけ暖かい掛け寝具を試してみる。
そんな見直し方をすると、自分に合った一枚が見つけやすくなります。

タイプ ①
タオルケットだけでは寒い方
「タオルケットだけでは夜中寒くて目が覚めるんです。」
そんなお話を伺うことがあります。
タオルケットは汗を吸いやすく、夏には使いやすい寝具ですが、朝まで冷房を使う環境では保温力が足りず、寒く感じる方もいらっしゃいます。
そんな時は、一段階だけ暖かい掛け寝具を試してみるのも一つの方法です。
綿毛布やガーゼケットは体に沿いやすく、「タオルケットでは少し寒い」という方には、まず試していただきたい掛け寝具です。
タイプ ②
「暑い・寒い」を繰り返している方
こんなお話もあります。
「綿の肌布団では少し寒いんです。」
だから冬布団を出してみた。
でも今度は暑くて途中で布団をめくってしまう。
このような場合は、
「もう少しだけ暖かい掛け寝具はないかな?」
という考え方で見直すと、ちょうど良い一枚が見つかることがあります。
そんな方には、羽毛肌布団がちょうど良い場合もあります。
羽毛肌布団は、ダブルガーゼ肌布団や綿の肌布団より生地の目が詰まっているため保温力があり、
羽毛合掛け布団よりは薄いため、その中間の掛け心地になります。
「少しだけ暖かくしたい。」
そんな時は、一段階だけ暖かい掛け寝具へ替えてみると、快適に眠れることがあります。
タイプ ③
夜中に寒くなって目が覚める方
夜中に寒くて目が覚める。
気が付くと布団を掛け直している。
そんな方も少なくありません。
そのようなお話を伺うと、
「もっと厚い布団に替えた方がいいかな。」
と思われる方もいらっしゃいます。
でも、必ずしも厚い布団が正解とは限りません。
綿毛布やガーゼケットのように体に沿いやすい寝具の方が安心して眠れる方もいれば、
少し厚みのある綿の肌布団や羽毛肌布団、羽毛合掛け布団の方が快適な方もいらっしゃいます。
つまり、
「何を掛けるか」ではなく、「ご自身がどう感じるか」が大切なのです。
夏は「今より一段階暖かい」という考え方も
夏だからタオルケット。
夏だから肌布団。
そんな選び方が悪いわけではありません。
ただ、朝まで冷房を使うことが当たり前になった今は、それだけでは寒く感じる方も増えています。
もし、
「朝まで冷房をつけると寒い。でも消すと暑い。」
そんなお悩みがありましたら、冷房の温度設定だけでなく、掛け寝具を今より一段階暖かいものへ見直すという考え方も試してみてください。
毎日使う掛け寝具が少し変わるだけで、朝までぐっすり眠れるようになることもあります。

「冷房が悪いのかな」と思った時は、冷房の温度だけでなく、掛け寝具にも目を向けてみてください。
夏の眠りが、少し変わるかもしれません。

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