座布団を作り直すと、こんなにいいことが…!
~畳から椅子へ、暮らしに合わせた座布団リフォーム~

日本の暮らしには、古くから「畳に座る」という習慣がありました。
正座やあぐらをするときに欠かせないのが座布団。お客様を迎える場や家族の団らんの時間に、そっと寄り添ってくれる存在でした。
けれども、時代とともに住まいのスタイルも変わり、今では椅子やソファに腰掛ける時間が増えています。畳の部屋が少なくなったことで、「座布団を出す機会が減ってしまった」と感じておられる方も少なくありません。
でも実は――
長年使ってきた座布団も、作り直すことで新しい形に生まれ変わり、今の暮らしに合わせて活躍してくれるのです。
打ち直しでふっくらと、また長く使える
綿わたの座布団は、長く使ううちにつぶれてしまいますが、捨ててしまうのはもったいないですよね。
「打ち直し」をすると、中の綿をふっくらとほぐし直し、新しい綿を少し足すことで、まるで新品のように蘇ります。
一度作り直せば、また長く快適に使っていただけるのが、綿わた座布団の大きな魅力なんです。


打ち直し後の座布団
椅子用に仕立て直すと、毎日の暮らしで大活躍

大きな畳用の座布団を、今の生活に合わせて、小ぶりの「椅子用」に仕立て直すこともできます。
食卓の椅子やリビングチェアに合わせて作り直すと、腰や太ももへの負担が和らぎ、長時間座っていても疲れにくくなります。
さらに綿わたは、湿気を吸って外に逃がす性質があるため、「蒸れにくく、さらっとした座り心地が続く」のも嬉しいポイント。
特に中高年の方には「長時間快適に座れること」が大きな安心につながるのではないでしょうか。
思い出をそのまま、形を変えて残せる
座布団は「いただきものだから」「家族と過ごした時間の証だから」と、特別な思い出が詰まっている方も多いと思います。
買い替えてしまえば手軽ですが、そのぬくもりまで失ってしまうようで、ちょっと寂しい気がしますよね。
リフォーム(打ち直し)なら、その思い出をそのまま大切にしながら、今の暮らしに合った形で使い続けていただけます。
東近江市内のお寺様からのご依頼
先日も東近江市内のお寺様よりご依頼をいただきました。
ご法要や会合の際にお使いいただいていた座布団を、長時間の正座が難しい方にも快適に過ごしていただけるよう、椅子用の座布団へと作り直して欲しい、とのご要望でした。

お預かり座布団と中綿

仕立て直し(綿入)

仕上がり

椅子に乗せると…
そして、弾力ある綿へと蘇らせたうえで、椅子の大きさに合わせて仕立て直しました。


左がお預かりした座布団・右が打ち直し後の「椅子用の座布団」
今回お預かりした座布団の中綿は、化繊が多く使われていたため、座り心地があまり良くなかったそうです。そこで、長時間ご使用いただいても蒸れにくいよう、「綿」を多めに足し加えて「打ち直し」をいたしました。
そして、腰を下ろした時に安心感のある綿へと蘇らせたうえで、椅子の大きさに合わせて、小ぶりの座布団に仕立て直しました。
伝統を大切にしながらも、現代の「椅子に腰掛ける」スタイルに寄り添うことで、お寺に訪れる方々により快適に過ごしていただける座布団へと生まれ変わりました。
座布団を作り直すことで得られること
◎ 打ち直しでふっくら蘇り、また長く使える
◎ 椅子用に仕立て直せば、今の暮らしにぴったり合う
◎ 綿わたなら蒸れにくく、長時間でも快適
◎ 思い出を残したまま、新しい形に変えて使える

暮らしのスタイルは変わっても、「座り心地を整える」という座布団の役割はなくなりません。
大切に使ってきた座布団をリフォームすることで、これからの暮らしにもしっかりと寄り添ってくれると思います。
お布団やお座布団に関する事は、ぜひマル井ふとん店でご相談してみて下さい。
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