どんな姿勢で眠ればいい?
皆さんはどんな寝姿勢で眠ってらっしゃいますか?
先日、お客様と「どんな姿勢で寝るとよく眠れるんだろう?」という話になりました。
そりゃ、仰向けでずっと朝まで寝ていた方が、熟眠してるんじゃない?…とか、
寝相が悪いとよく寝られていないのかなぁ?…
一晩中動かずになんて寝られないよぉ!…など
いろいろと話が出てきました。
寝相が悪いとよく寝られていない、お行儀のいい姿勢(仰向けでじっと眠る姿勢)の方が、よく寝られて睡眠の質も高いと思われてる方もいらっしゃるみたいです。
寝ている間は、自然と体が楽になるよう何度か寝返りを打ちます。この寝返りという体を動かす動作によって、血液、リンパ液、関節液などの体液を循環させているそうです。
もし寝返りも打たずにじっと寝ていたとしたら…
朝起きた時に、リンパ液が滞ってむくみが取れてない!…とか
関節液が滞って関節が痛くて動かしづらい!
という事が起きるかもしれません。
また自然な寝返りは、背骨の矯正が出来て腰痛対策にも良いとも言われています。
「寝返り」って、実は意外に重要なんですね。
とは言え、寝返りを打つ前のや打った後の自分の寝姿勢(自然とついつい取ってしまう寝姿勢)は、いったいどんな姿勢で寝ているでしょうか?
そこで今回は「寝ている姿でわかる性格と心理性格」というお話をご紹介させて頂きます。
西洋の古い諺で「王様は仰向けに寝、賢者は横向きに寝、金持ちはうつ伏せに寝る」というものがあるそうです。
起きている時でも「姿勢は、人を作る」と言われますので、寝姿勢は無意識の姿勢なので、尚更その人の性格や心理がでるのかもしれませんね。
1977年、アメリカのダンケル博士は寝姿勢を4つのパターンに分類して説明しています。これはひとつの特性のみを抽出して分類したもですから、こんな寝姿勢だからといって必ずしもこういうタイプというものではありませんが、ご興味があれば、ご自身がどのパターンになるか探してみて下さい。
◇王様型
仰向けに寝る人は個性が強く、自分を王様であると感じているぐらいに自信家タイプ。
一般的に安定していて、性格的な強さを持っています。
何に対してもオープンで、それが姿勢にもそのまま現れ、夜の世界に自分を解放しています。
◇うつぶせ型
この姿勢は、ベッドを支配しようという気持ちをあらわすと言われています。
できるだけいっぱい抱きかかえ、それを自分のものにしようとしています。
予期しなかったことが起きることを嫌い、できるだけそれを避けるように生活をコントロールします。
細かい事を気にするタイプで、きちんと手際良く正確にことを運びます。
◇半胎児型
横を向き、ひざを少し曲げて「く」の字にして寝る姿勢です。
身体の中心部、特に心臓が保護されています。
もっとも寝返りしやすい型でもあります。
身体的機能と寝心地のよさからすると理にかなった姿勢といえます。
性格も、自分が直面するさまざまな出来事に対して、必要以上のストレスを感じずに対処できるバランス感覚を持っています。
◇胎児型
横向きで身体をまるめ、ヒザを曲げてアゴの方に引き上げ、顔と心臓を隠すようにしています。
枕のようなものを抱きかかえて身体の中心部を保護するようにしています。
性格的には自分自身を解放できず、自分を守る要求が強い閉鎖的なタイプ。
また、ベッドなどの上の隅の方で寝る傾向もみられます。
依存的な人間関係につかまっていようとしています。
さて、あなたはどのパターンでしたか?
大切なのは、ぐっすり寝られ楽に感じる寝姿勢を知っておくことだと思います。
熱帯夜で寝苦しい毎日が続きます。寝不足解消のヒントにして頂ければ幸いです(^^)
参考文献
「ふとんと眠りの本」三輪恵美子(著)
「睡眠姿勢・首姿勢を正す」山田朱織(著)