丈の長〜い掛布団って作れる?
夏の間に掛布団を仕立て直ししてもらえますか?と、お問い合わせを頂き、お客様宅へお伺いしました。
お客様からお預かりした掛布団
ご使用されているお布団を見せて頂くと、綿の掛布団でした。
「この掛布団だと短くて、冬回りは足が出て足元に毛布を掛けて使っていたので、今のより丈を長くする事は出来ますか?」とのお話です。
見せて頂いた掛布団は、通常の和布団サイズなので、幅150cm・丈200cmのサイズです。
お客様は男性の方で、身長が175cmぐらいだったので、丈を210cmにすると足も出ずに温かくなりますよ!
とご案内したところ…
いや、寝る時に掛布団を頭まで引っ張り上げて、首元にタップリと布団が無いと寝られんのです。
でもそうすると、足元の布団が無くなって、冬場、足が寒くて寒くて…。
だから、もっと長く出来ますか?とのお話です。
首元までタップリと掛布団が欲しいお客様
なるほど!そういう事なんですね!
時折、その様な寝方をされるお客様がいらっしゃいます。
以前も、同じような寝方をされるお客様がいらっしゃり、その時は羽毛布団で別注サイズで掛布団をオーダーされました。
綿布団だとロングにするほど綿の量が多くなり、必然的にお布団も重くなるので、以前の事例をお話ししながら「羽毛にされると軽くより温かくなりますが如何でしょうか?」と、ご提案もさせていただきましたが、羽毛は軽くて嫌いで、重い方がいいので綿で作って欲しいとのご要望でした。
それからいろいろとご相談して、幅はそのまま150cmで、丈をたっぷり30cm程伸ばし230cmに仕上げることになりました。
このサイズになると、掛布団カバーも市販ではないので、カバーも一緒にオーダーされ、無地のカラーブロード生地で同サイズのカバーも一緒にご用意させて頂きました。
別注サイズに合う大きさに綿を入れていきます。
お布団の大きさに合わせて綴じ作業をおこないます。
1箇所づつ丁寧に綴じていきます。
仕上がった別注サイズのオーダー掛布団。
通常サイズの掛布団(写真:青い柄の掛布団)と比較すると、丈の長さがずいぶん違います。
たっぷり30cmも長くしたので、この冬は、布団から足も出ず、あったかくお休み頂けると思います。
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