11月の冷えこみに強くなる寝床づくり
敷布団の状態で“温かさ”はここまで変わる
体温を蓄える“敷き”と、逃がさない“掛け”でつくる、冬の快適な寝床。

11月も半ばを過ぎると、ここ東近江でも夜の冷え込みがぐっと深まり、
「布団に入っても足が冷たい」
「朝起きると腰がこわばっている」という声が増えてきます。
季節の変わり目は体が冷えやすく、眠りの質にも影響が出やすい時期です。
そんなときに一度見直していただきたいのが、実は “敷布団” です。
掛布団ばかりに目が行きがちですが、冬の暖かさは敷布団がつくる“寝床の土台”で大きく変わります。
今日は、地域のお客様から相談の多い「敷の底冷え」と「冬の掛け方・重ね方」について、やさしくお話しします。
なぜ冬は“敷布団”が大事なのか?
冷えは、上半身より「腰・お尻・太もも」で強く感じます。
これは床からの冷気が、体の下側に直接伝わるためです。
きちんと働いている敷布団なら、体温をじんわり蓄えてくれますが、へたりが進んだ敷布団だと、温めた熱が逃げやすくなり、一晩中ひんやり感が残ってしまいます。

また、朝になって敷布団を触ったとき、“湿っぽいな”と感じる方も要注意です。
人は寝ている間にコップ1杯ほどの汗をかきます。
元気な綿の敷布団なら、朝にはサラッと戻りますが、へたっている敷布団は、吸った湿気を外へ逃がす力が弱く、湿ったままになりがちです。
これはつまり、中の空気層がつぶれ、断熱力が落ちているサインでもあります。
敷布団のセルフチェック(冬前の健康診断)
□ 腰の部分が大きく沈む
□ 朝、敷が湿っぽい
□ 触ると冷たく感じる
□ 足先が冷えて寝つきにくい
□ 掛布団を増やしても寒い
ひとつでも当てはまれば、「敷の見直しタイミング」と言えます。
冬に強い“敷きの組み合わせ”とは?
地域のお客様に特に喜ばれているのが、
「綿の敷布団 + 温泉敷きパッド」
という組み合わせです。
綿の敷布団は体温で温まりやすく、空気を抱え込む“蓄熱力”に優れています。
そこに温泉敷きパッド(遠赤外線や天然鉱石生地)を敷くと、床からの冷えをしっかり和らげ、“底冷え対策”として非常に効果的です。
特に冷え性の方やご高齢の方は体感の違いが大きく、「足が冷えにくくなった」「腰がラクになった」との声も多いです。
布団は“重ねる順番”で温かさが変わる

● 綿の布団(掛け)
綿は、体温で温まった熱をしっかり蓄える力があります。やわらかな温もりをキープする…「蓄熱の層」…として働きます
● 羽毛布団
羽毛はたっぷり空気を含み、温かい空気を逃がさない…「断熱の層」…になります。ふわっと膨らむことで目に見えない空気の壁を作り、保温力を高めます。
● 毛布
毛布は体に近いほど熱を蓄えやすく、掛布団の内側で使うと“補助的な蓄熱”の役割を果たします。
ただし外側にすると風を通しやすく、羽毛のロフト(ふくらみ)をつぶしてしまうこともあります。
羽毛布団と毛布、いちばん温かい掛け方は?

専門店としての結論は、
体 → 毛布 → 羽毛布団
という順番が最も温かく、湿気にも強く、羽毛布団の寿命も守れます。
毛布が体温をしっかり蓄え、その上から羽毛布団が「断熱のフタ」として働くことで、逃げやすい熱をしっかり閉じ込めてくれます。
羽毛布団の上に毛布を重ねると、毛布の重みで羽毛がつぶれ、保温力が落ちやすいので注意が必要です。
「毛布の肌触りが好き」という方は、敷き側に毛布を使う「敷毛布スタイル」もおすすめです。
寝心地を保ちながら、羽毛の性能も生かせます。
まとめ ~冬の眠りは“土台づくり+順番”で変わる~
冬の眠りを支えるのは、実は掛布団より“敷布団”。
底冷えが始まる11月は、敷と掛けの“重ね方”を見直す絶好のタイミングです。
敷を整え、掛け方を工夫するだけで、
・足先が冷えにくくなる
・寝つきが早くなる
・夜中の目覚めが減る
・朝の腰のこわばりが楽になる
といった変化を感じられる方が多いです。

「少し話を聞いてほしい」というだけでも大歓迎です。
お使いの布団の状態や体の悩みに合わせて、最適な組み合わせをご提案しますので、どうぞお気軽にご相談ください。
お布団に関する事は、ぜひマル井ふとん店でご相談してみて下さい。
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