出す前に要チェック!羽毛布団をふんわりよみがえらせる3つのステップ

はじめに
朝晩の空気が少し冷たくなってくると、「そろそろ羽毛布団を出そうかな」と思う季節ですね。
でも、押し入れから出してそのまま使うと、「なんだかぺたんこ」「においが気になる…」と感じることはありませんか?
実は、長くしまっていた羽毛布団は、知らないうちに湿気を吸っていたり、羽毛がかたよっていたりすることがあります。
そのまま使うと、せっかくのあたたかさが半減してしまうことも。
でも大丈夫です。
出す前に、「ほんの少しのチェック」と「ひと手間を加える」だけで、羽毛布団はふんわりとよみがえります。
この記事では、寝具専門店の視点から、羽毛布団を気持ちよく使うための3つのステップをわかりやすくご紹介します。
お気に入りの一枚を長く大切に使うために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ステップ①:生地のほつれや傷みをチェック
まずは、羽毛布団の外側をやさしく広げて、生地の状態を見てみましょう。
長く使っていたり、押し入れにしまったままの期間が長いと、気づかないうちに生地がこすれて傷んだり、縫い目がゆるんでいることがあります。
特に、キルティング(縫い目の線)の部分は注意が必要です。
ここがゆるむと、中の羽毛が動きやすくなり、あたたかさが (まばら)になってしまうこともあります。
また、布団の角やふちが擦れていないかも確認しておきましょう。

もし小さなほつれや裂けを見つけたら、早めに補修しておくのがおすすめです。
「少しだから大丈夫」と放っておくと、羽毛が出てきてしまうこともあります。
お気に入りの布団を長く使うために、ちょっとした点検が大切です。
ステップ②:中央部分の厚みと羽毛のかたよりをチェック
次に、羽毛布団全体のふくらみを確認してみましょう。
押し入れで保管している間に湿気を吸ったり、使っているうちに中の羽毛が動いてしまうことがあります。
特に気をつけたいのが「布団の中央部分」。
使っているうちに、布団の中の仕切り(マチ)がゆるみ、羽毛が中央から両端のどちらかへ移動してしまうことがあります。
この状態になると、中央がぺたんと薄くなり、布団を被っていても温かくはなりません。

チェックのコツはかんたんです。
布団を軽く広げて、手で全体の厚みをなでるように触ってみましょう。
中央と端の厚みを比べて、もし差を感じるようなら、羽毛がかたよっているサインです。
また、羽毛が生地の外に少し出ているようなら、縫い目のゆるみが原因かもしれません。
優しく振ってもふっくら感が戻らない場合は、中の羽毛を洗って補充する「羽毛布団リフォーム」で、ふんわり感を取り戻すことができます。
新品を買い替えなくても、お気に入りの布団をよみがえらせる方法として人気ですよ。
ステップ③:湿気とニオイをチェックして風を通す
最後に、湿気とニオイのチェックをしましょう。
押し入れで保管しているあいだに、布団はどうしても湿気を含みがちです。
軽く触って「少し冷たい」「においがこもっている」と感じたら、しっかり風を通してあげましょう。
羽毛布団を干すときは、直射日光を避けて、風通しのよい日陰で干すのがポイントです。
羽毛は熱に弱いため、強い日差しに当てると傷んでしまうことがあります。

2〜3時間ほど、裏表をひっくり返しながら両面に風を当ててあげると、中まで空気が通って、湿気もすっきり抜けます。
干したあとに軽くほぐすと、ふんわり感がいっそう戻りますよ。
次にしまうときは、しっかり乾燥させてから収納するのがコツです。
乾燥剤を一緒に入れておくと、次に出すときの湿気やにおいを防げます。
🌙 まとめ
いかがでしたか?
羽毛布団を出す前にちょっとチェックしておくだけで、あたたかさも心地よさもぐんとアップします。
おさらいすると――
1・生地のほつれや傷みをチェック
2・中央部分の厚みと羽毛のかたよりをチェック
3・湿気とニオイをチェックして風を通す
この3つを行うだけで、羽毛布団は驚くほどふんわりとよみがえります。
毎年の“出す前チェック”を習慣にして、お気に入りの布団を長く大切に使ってくださいね。
そして、気になる部分があれば、早めのご相談やリフォーム検討もおすすめです。
今年の冬も、やわらかなぬくもりに包まれて、心地よい眠りをお過ごしください。
お布団に関する事は、ぜひマル井ふとん店でご相談してみて下さい。
お問い合わせは…こちらをClick
関連ページ … 羽毛布団のリフォーム ページへ