小学生のお孫さん用の敷布団をプレゼント
3人のお孫さんと一緒に暮らすおばあ様から「ちょっと相談があるので来て欲しい…」とご連絡をいただきお邪魔しました。
上の孫が小学4年生になり、ひとり寝をするのにベッドを用意したのですが、使わなくなった綿のダブルの敷布団をシングルに仕立て直し(打ち直し)出来ますか?とのお話です。
どうやらおばあ様は、お孫さんのためにお布団を用意されたいご様子です。
お預かりした打ち直し前のダブルの敷布団
お孫さん用という事で、同居されている若奥様にも相談に入ってもらいました。
可愛い盛りの女の子だそうで寝汗をよくかかれるそうです。布団干しの回数も多いので、扱い易く軽目で、ベッドにはスプリングマットもあるので、薄目に仕立てる事は出来ますか?と、若奥様からのご要望でした。
最初おばあ様は、「女の子だから赤色でかわいい柄でお願いしたいわ」と言っておられましたが、若奥様にお聞きすると、この子は、ピンク系は嫌いで、ブルーかベージュ系が好みだとか…。
「昔は女の子は赤、男の子は青って決まってたのに…。時代が変わると色も変わるもんやねぇ? 聞いといて良かったわ」と、おばあ様。
打ち直しの場合、汚れた部分や、長年のご使用で綿の繊維が短くなった部分は、製綿段階で振り分けられ落ちてしまいます。その分目減りしますので、新しい綿わたを足して綿の弾力を復元させます。
今回は、薄くて軽い敷布団にするため、打ち直しして精製する綿も、通常より薄めの綿に精製し全体的に軽く仕上げていきます。
かわいいベージュのドッド柄
お仕立て直しした薄型敷布団(シングル)
納品させて頂いた時に、若奥様とお孫さんが
「おばあちゃん、きれいなお布団、ありがとう!」
って笑顔で、おばあ様にお礼を言われていました。
最近では、3世代同居のお家も少なくなりましたが、仲の良いご家族のご様子が、とても印象に残りました。
マル井ふとん店では、布団の丸洗いから打ち直し(リフォーム)まで、布団に関するご相談は、何でもお聞き下さい。
お問い合わせは…こちらをClick