ドンスのお布団 どうしたらいい?

四十数年前の御婚礼座布団のポスター
大切に眠る“思い出”を、もう一度ぬくもりに変える方法
こんにちは。今日は、押し入れに眠っている“懐かしいお布団”のお話をしたいと思います。
ドンスの婚礼のお布団、みなさんはどうされていますか?
60歳以上のお母様なら、嫁入り道具として持って来られた方も多いのではないでしょうか。
当時は、結婚式の前に「結納」を交わし、一式そろえた「嫁入り道具」の中に衣類や家具、そして寝具も含まれていました。
紅白の帯をかけたトラックで「荷出し」をして運んだ光景を、今でもはっきり覚えている方も多いかもしれません。
滋賀県東近江市周辺でも、婚礼といえばそんな風景が当たり前に見られた時代でした。
あれから数十年。暮らし方が変わり、ドンスのお布団を実際に使う機会は減ってしまったかもしれません。
それでも…
「親が苦労して持たせてくれたものだから」
「思い出が詰まっているから捨てられない」
と、大切にしまっておられる方も多いのではないでしょうか。
でも、押し入れの奥で眠らせたままにしておくのは、どこかもったいない気がしませんか?
「どうしたらいいの?」と悩んでおられる方に … 実は“再びぬくもりを取り戻す方法”があるんです。
📚 最近、こんなご相談がありました
「嫁入りのときに作ってもらったドンスの布団、ほとんど使っていないまま押入れに眠っています。再利用できますか?」というお声。
布団を拝見したところ、生地に少し汚れはあるものの、中綿の綿はとてもきれいで、状態が良いものだったのです。
「この綿、打ち直したらまだまだ気持ちよく使える布団になりますよ。」
そうお伝えして、今回2組のお布団を“お仕立て直し(リフォーム)”することになりました。


お預かりしたドンスのお布団
🔧 リフォームの流れ:ただ捨てないで、蘇らせよう
1:側生地(そばきじ)を選ぶ
色や質感、柄…何を重視したいか、あなたの「好き」が第一です。
2:サイズ・厚さのご希望を聞く
掛け布団・敷き布団、シングルサイズなど、今の暮らしに合ったサイズに。厚め・薄めも調整できます。
3:中綿の状態をチェックして…




綿を製綿機で再生していきます。
使えない繊維を取り除き、新しい綿を足して繊維を再生します。昔の布団ならではの良さを残しつつ、快適に。
4:手仕事で丁寧に仕上げる
綿入れが終わったら、均一に手で綴じる工程。ひと針ひと針に“あたたかさ”を込めて。


💡 実際の事例と価格
今回リフォームしたお布団は、デラックスコースとスタンダードコースの2種類。
1組はデラックスコースでシングル1組(掛布団1枚・敷布団1枚)をお作りしました。
グリーン色がとてもキレイな、人気の柔らかタッチのサテン生地です。



今回の布団リフォーム(打ち直し)仕上がり価格(デラックスコース)
掛布団(150×200cm)税込 ¥12,650
敷布団(100×200cm)税込 ¥13,420
もう1組もシングルサイズで、スタンダードコースの生地でお作りしました。艶やかな赤系の柄です。



今回の布団リフォーム(打ち直し)仕上がり価格(スタンダードコース)
掛布団(150×200cm)税込 ¥11,220
敷布団(100×200cm)税込 ¥11,770

お仕立て直し後の仕上がった2組のお布団
布団が新しい命を得て、お孫さんが帰って来た時用など家族で使えるものになり、「捨てずに良かった。意味があった。」と喜んでいただけました。
✨ もし「どうしよう…」と思ったら、こんなことを考えてみてほしい
1:その布団、あなたやご家族にとって “思い出” 以上の価値はないですか?
2:今の暮らしの中で使える形にできたら、また活用したいと思いませんか?
3:いつか孫さんや大切な人が使ってくれたら、どんなふうに感じますか?
もしあなたのお布団も、眠らせておくより“生き返らせたい”と思われるなら、どうぞ一度ご相談ください。
あなたにぴったりな方法で布団のリフォームをご提案します。
あなたのお家にある“あの布団”が、またふかふかで愛される存在になりますように。
いつでもお手伝いさせてくださいね。
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