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羽毛布団の襟元の汚れ(皮脂の汚れ)どう防ぐ?

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羽毛布団
2021/06/16

皮脂による黄ばみ対策とリフォームのすすめ

お布団の汚れで意外と多いのが、掛布団の襟元部分です。

首まわりは汗や皮脂が直接触れやすく、時間の経過とともに黄色いシミや変色が現れます。

特に羽毛布団は、側生地が薄く柔らかいため、皮脂や汗が生地に染み込みやすく、黄ばみが目立ちやすい傾向があります。

なぜ襟元が黄ばむの?

寝ている間、首まわりは素肌のままという方がほとんどです。

そのため、皮脂や汗がじわじわと生地にしみ込み、黄ばみやにおいの原因になります。

昔は汚れ防止に、襟カバーやタオルを縫い付けたりしていました。

しかし羽毛布団は、針穴から羽毛が吹き出すおそれがあるため、

今はそうした方法が難しくなっています。

また、柔らかい羽毛布団に市販の襟カバーを掛けても、

寝ている間にずれてしまい、完全には防ぎきれないこともあります。

襟元が汚れてしまったら? リフォームという選択肢

今回お預かりしたお客様の羽毛掛布団も、襟元の皮脂汚れがかなり頑固でした。

生地が弱っている状態で無理に漂白などを行うと、かえって生地の破れや劣化を早めてしまうことがあります。

お預かりした羽毛掛布団

襟元が皮脂の汚れで黄ばみが出てきた

そこで今回は、「お子様用にきれいに使いたい」というご希望に合わせ、中の羽毛は再利用し、新しい側生地に入れ替えるリフォームを行いました。

汚れや劣化をリセットし、見た目もふっくら清潔に仕上がりました。

リフォームをすると、まるで新品のように生まれ変わり、

気持ちよくお使いいただけます。

リフォームした羽毛布団 標準コース パルス・アイボリー

日頃からできる お布団ケア3つのポイント

毎日のちょっとしたお手入れで、黄ばみを防ぎ、長く清潔に使うことができます。

1.除菌スプレーを上手に活用

雑菌や皮脂汚れを抑えることができます。ただし、アルコール系スプレーを頻繁に使いすぎると生地を弱めることがあるので注意しましょう。

2.掛けカバーをこまめに洗う

汚れたまま長期間使わないようにしましょう。

洗い替え用のカバーを用意して、ローテーションで使うのがおすすめです。

3.定期的にリフォームを検討

羽毛布団は、使い続けるうちに中の羽毛がつぶれたり、生地が汚れたりします。

5~6年に一度を目安にリフォームすると、ふんわり感と清潔さを長く保てます。

男性の布団が汚れやすい理由

実は、男性の布団は女性よりも汚れやすい傾向があります。

筋肉量が多く代謝が高いため、寝汗の量が多いからです。

小さなお子様や学生さんの布団も、同じように汗による汚れがつきやすいですね。

「うちのお父さんの布団だけすぐ汚れるのよ~」

なんてお声をいただくこともありますが、それは体の仕組み上のこと。

どうか、やさしい目で見てあげてくださいね。

まとめ

・襟元の黄ばみは皮脂と汗が原因

・生地が弱っている場合はリフォームが安心

・こまめなお手入れで、清潔さと長持ちを両立

羽毛布団は、正しくお手入れすれば何年も気持ちよく使えます。

お気に入りのお布団を長く大切に使うために、

ときどき風を通したり、カバーを洗ってリフレッシュしてあげてくださいね。


布団に関する事は、マル井ふとん店へお気軽にご相談ください。

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