トランポリン運動と修理
もうすぐ開幕予定の東京オリンピック。
このオリンピック種目にトランポリン競技があります。
ジョージニッセンとトランポリン
このトランポリンを考案したジョージ・ニッセン氏とその子弟の池上氏が開発した、小さなお子様から高齢者、また障害者のリハビリにも使える「ケアトランポリン」。
トランポリン運動は、バネが体重を吸収するので、関節に大きな負荷をかけることなく、太もも、ふくらはぎ、お腹、背中、お尻の筋肉(歩行に必要な筋肉)を同時に鍛えることができます。加えて跳躍する上下運動が三半規管を鍛えるので、バランス感覚も養えます。しかも短時間ですごく運動効果が上がります。
ただトランポリンの跳躍運動は大変難しく、通常、専門の指導者の下で行わないと身体を痛めたりします。
この運動の難しさを特異な形状で払拭し、誰もが安全に、加えてリハビリでも使えるトランポリンにしたのが「ケアトランポリン」です。
今回6年前に当店で「ケアトランポリン」をご購入された方から、「トランポリンのマット部分からバネが数カ所外れたので修理が出来ますか?このコロナ禍、運動不足解消のため、直るならこれからも使いたいのですが…」
とのお問い合わせがあり、修理のためお客様宅からトランポリンをお預かりしました。
バネの金具が数カ所取れていた
玩具のトランポリンなら、1年未満でバネがのび使用できなくなったりしますが、流石に本物のトランポリン。
バネやマットは大丈夫でしたが、マットとバネの結合部分が数カ所破損していました。
トランポリンの底部分
この場合、跳躍運動時にかかる力が大きいため、結合部分のみの補修は不可となり、マットの張り替えとなります。
トランポリンを全て解体した後、マット部分を取り外し、新しいマットに取り替えます。
バネが強力な上マットも丈夫な素材なので、張り替え作業は大変な力仕事になります。
上部アームを取り外した状態
アームや土台の足を全て取り外した後、バネを外してマットを交換します。
なんとか作業が終了し、きれいに張り替える事ができました。
新しいマットで、弾力も復元しました。
マット張り替え後のトランポリン
均等にバネを付け直し、きれいに仕上げます
これで、毎日跳躍した回数をカレンダーに書いて運動が続けられます!とお言葉を頂きました。
心身の健康を保つためにも、毎日の運動はとても重要ですが、不眠に対しても大変効果があると言われています。
「運動」と「睡眠」、どちらもとても大切ですから、日々、疎かにならないように気をつけたいものですね!
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