羽根布団は、リフォームできますか?
ずいぶん前の羽毛の布団ですが、リフォーム出来るか見てくれませんか?と、連絡を頂きお客様宅へお伺いしました。
見せて頂いた羽根布団
見せて頂いた掛布団は、40~50年ぐらい前にご購入された、いわゆる羽根布団でした。
とても高かったお布団なのに、かぶると(バシバシ)ガサガサと音がするし、冬は毛布を使わないと寒くて寝られません。このお布団をリフォームしたら温かくなりますか?と、お客様からのお問い合わせでした。
今は羽毛布団と言えば、充填物は、ほとんどダウンを使用したものになっていますが、ご購入された当時は、羽根布団が出始めた頃で、しかも価格も相当高価なもので、当時の購入価格は30万〜40万円ぐらいだったと伺いました。
羽根布団が出始めた当初は、希少価値も高く40万円、50万円の価格がついていたと記憶しています。
羽根布団に付いていた品質表示
お布団のラベル表示が確認できたので見てみると、ダウン50%・スモールフェザー50%の充填内容です。
残念ながらダウン70%以下フェザー30%以上の羽毛(羽根)布団は、リフォーム出来ません。
また、お布団から音がするのは、生地が原因です。
羽毛を包む側生地は、とても緻密に織り込んだ生地を使うため、安価な生地(綿100%の太く硬い糸で作る生地)だと、生地自体が硬くなり、布団がしなるたびにバシバシと音が出ます。
(40~50年前の羽根布団当時は、輸入生地以外は、このような生地しかなかったのでしょう)
当時は高価な掛布団だった羽根布団も、充填物の羽毛の品質も使っている側生地も格段に進化しました。それに伴い、普及率も上がり価格も随分下がりました。
4~5万円ぐらいでリフォームできるならとご予算を組んでおられたので、ご予算ぐらいで新しい羽毛布団に買い換えをされた方が、今までより温かくて音も出ず快適に長く使えて、その方がお得なケースです!
羽根布団の裏側
今回のお客様は、ご予算ぐらいで新しい羽毛掛布団に買い換える方を選ばれました。
買い替えで選ばれた羽毛掛布団
OS-ワルツ(ピンク)
側生地:綿100%(60超長綿)
中 綿:ロイヤルモスコビーダックダウン93%
ツインキルト
ロイヤルゴールドラベル
お布団のメンテナンス、お布団の事でお悩みがある時は、ぜひマル井ふとん店へ相談してみて下さい!
お問い合わせは…こちらをClick
関連ページ…「羽毛掛布団」商品ページは、こちらをClick
関連ページ…「羽毛布団のリフォーム」詳しくは、こちらをClick