婚礼布団を今の布団サイズに…Vol 2
婚礼布団を今の布団のサイズに変えて使えるようにして欲しいというご相談は、綿わた布団の打ち直し(リフォーム)の中でも多い方だと思います。
結婚する時に、苦労してご両親が持たせてくれたお布団なので、むげにはしたくない…と思われる方も多いのではないでしょうか。



お客様からお預かりしたドンスの後婚礼布団
今回も、ご結婚時に花嫁道具として持ってこられたドンスのお布団のご相談です。このまま使うには、やはり重いし(綿の量が多い)一人用(シングルサイズ)にしては、どうも使い勝手が悪いのですが…と、お客様からのお話。
ドンス布団を採寸すると、掛布団が150×190cm・敷布団が120×190cm(布団の実寸)です。丈の190cmは、側サイズは200cmでしたので、中綿が入り布団が膨らむ分、寸法が縮んでしまうからでしょう。
ご家族用のお布団に作り替えたいというご依頼で、掛布団(シングルサイズ:150×200cm)も敷布団(シングルサイズ:100×200cm)へ、また、もう少し軽くて干しやすくして欲しいとのご要望でした。
仕上がりの側生地を選んで頂き、シングルサイズの掛敷布団2組を打ち直しして、お仕立て直し(リメイク)させて頂くことになりました。
敷布団の綿入作業
元々、汚れの少ない綿でしたので… 再生した打ち直し綿も… クセのない素直な綿になり… 綿入作業も… スムースに進みます。 丁寧に綿を積んでいきます 布団の角は… 特に丁寧に作っていきます。 綿積みが完成しました。 綿を側生地に入れて… しっかりと綿と生地を馴染ませ… 隅々まで馴染むように仕上げます。 綿入れの仕上げ作業が終わると… 三つ折りにして… くけ・とじ作業場へ… 運んで行きます。
掛布団の綿入作業
掛布団の綿は… 敷布団より柔らかく軽く 仕上げた綿で作ります。 掛布団の方が、充填量も少なく 身体が包まれるよう… お布団にしなやかさが出るよう… 作っていきます。 中綿を側生地に入れ… 生地に綿をしっかり馴染ませ… 1枚・1枚丁寧に作っていきます。 綿入れが終わると、くけ・とじ作業場へ運びます。
くけ・とじ作業
側生地に綿を入れた口をくけた後… 一箇所づつ布団が均一になるよう… 和とじして仕上げます。 とじ糸は、側生地に合わせて選びます。
このような作業工程で仕上がったお布団が…こちら↓
仕上がったお布団をご使用いただいた後、お客様からこんなコメントが…
「先日作ってもらったお布団、ふっくらと軽くて気持ちいいです! 市販の布団もいっぱいあるけど、中綿が何が入っているか判らなくて不安ですが、自分の家にあった布団の綿で作り直してもらえるならとても安心です。
それに人の手で作ってもらう布団は、機械で作る布団よりとてもあったかく感じます!」
と、お言葉を頂きました。
ドンスのお布団綿は、まだまだ再生(打ち直し)すると、とても気持ち良く寝られるお布団に生まれ変わります。
お布団のリフォームでお悩みの方は、ぜひ当店で一度ご相談してみて下さい!
布団の丸洗いから打ち直し(リフォーム)まで、布団に関する事は、ぜひマル井ふとん店でご相談してみて下さい。
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