「せんべい布団」は、体にいい⁉︎
「せんべい布団」という言葉、聞いたことはありますか?
まるで「おせんべいのようにぺったんこ」になった布団をイメージさせるこの表現。
昔ながらの綿わた布団や、長く使い続けて中綿がつぶれてしまった布団を指すことが多いですね。
先日、当店に綿布団の打ち直しについてご相談に来られたお客様も、敷布団が完全に「せんべい布団」になっていました。
その際にいただいたご質問が、
「敷布団は硬い方がいいと聞きます。このまま“せんべい布団”の方が体に良いのでしょうか?」
というものでした。
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せんべい布団のメリット・デメリット
メリット
夏場は比較的さっぱり:薄いので熱や湿気がこもりにくい
持ち運びがラク:軽いのでたたんだり干したりしやすい
収納しやすい:押入れやクローゼットに収まりやすい
デメリット
体が痛くなりやすい:薄いため床の硬さを直に感じる
保温性が弱い:冬は冷えを感じやすい
衛生面の問題:長年の使用で中綿に汗や汚れが蓄積している
つまり、「硬ければ良い」というわけではなく、「硬すぎても柔らかすぎても、眠りの質を下げてしまう」のです。
柔らかすぎる布団 → 腰や肩が沈み、寝姿勢が崩れる。寝返りがしにくく、熱もこもって熟睡しづらい。
硬すぎる布団 → 腰や肩に体重が集中し、圧迫感で体が緊張。こちらも熟眠しにくい。
せんべい布団が向いている人
- 「硬めの寝心地が好きな方」
- 「腰をしっかり支えてほしい」と感じる方(ただし極端に薄いと逆効果になることも)
- 「一時的な寝具として使いたい方」…来客用や合宿など。
- 「夏だけの布団が欲しい」という方。
他の敷布団・マットレスとの比較
通常の綿敷布団:厚み10cm前後で、体をしっかりやさしく支える
せんべい布団:厚み3~5cm程度、底つき感が強い
高反発マットレス:体を押し返す力で寝返りしやすい
低反発マットレス:沈み込む感覚。体圧分散は良いが蒸れやすい傾向
用途や好みによって最適な寝具は異なりますが、共通して言えるのは 「適度な弾力」こそが快眠の条件ということです。
実際の打ち直し事例
先ほどのお客様には、打ち直しをおすすめしました。
仕立て直した敷布団は、綿布団ならではの「ほどよい弾力と硬さ」を取り戻し、保温性も回復。
お客様からは「お手入れしたらこんなに寝心地が良くなるんですね!」と嬉しいお声をいただきました。
このように、愛着のある布団も 「打ち直しでよみがえらせることが可能」です。
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せんべい布団を快適に使うための選択肢
もし今お使いの布団が「せんべい布団」状態で、体の痛みや眠りの浅さを感じているなら、次のような改善方法があります。
・打ち直しをする → 中綿を打ち直してふっくら再生。思い出の布団も再利用可能。
・厚みのある敷布団に買い替える → 体をしっかり支えて、腰痛対策にも。
・マットレスや敷パッドを併用する → 敷パッドを上に敷いたり、せんべい布団の下にブレスエアーを敷くと寝心地が改善。
当店にご相談ください
「うちの布団、もうせんべい布団かも?」と感じたら、我慢して使い続ける必要はありません。
・思い出のある綿布団 → 打ち直しで再生
・新しい布団をご希望の方 → 体に合った敷布団をご提案
・今の布団を活かしたい方 → マットレスや敷パッドでの改善方法をご案内
せんべい布団は「敷布団の寿命」と思われがちですが、快眠のためにできる方法はたくさんあります。
当店では寝具の専門知識をもとに、お客様一人ひとりの体や暮らしに合わせたご提案をしております。
毎日の眠りをより快適に。どうぞお気軽にご相談ください。
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