20年前の羽毛布団は使える?寿命の見分け方と、捨てる前に確認したい3つのポイント
捨てる前に、少しだけ立ち止まってみませんか。
「この羽毛布団、もう20年くらい使っているんです。」
実際に店頭で、
こんなお話を伺うことがよくあります。
押し入れにしまったままの布団だけでなく、
20年以上、毎年使い続けているという方も少なくありません。
「さすがに古いですよね?」
「でも、特別困っているわけでもなくて…」
そんなお話をお客様からお聞きすることが多いのが、
この “20年前の羽毛布団” です。
正直なところ、
年数だけで答えは出せません。
まだ使える場合もあれば、
少し手を入れた方が楽になる場合、
役目を終えている場合もあります。
この記事では、
「こうしてください」と決めつけるのではなく、
実際によくある状態や見分け方をもとに、
考える材料を整理していきます。
「うちの布団は、どうだろう?」
そんな気持ちで、
読み進めてもらえたらと思います。
結論を先に
では、どんな点を見ればいいのでしょうか。
店頭で実際に羽毛布団を見せていただくと、
20年前の羽毛布団は、
大きく分けて 3つの状態 に分かれることが多いです。
• 今のままでも、まだ使える状態
• 少し手を入れると、ぐっと楽になる状態
• 無理をせず、役目を終えている状態
この記事では、
どれに当てはまるのかを
ご自宅でも確認できるように、
順番に整理していきます。
まず確認してほしい3つのチェックポイント
ここからは、
20年前の羽毛布団が、今どんな状態なのかを
順番に確認していきます。
特別な道具は必要ありません。
ご自宅で、広げて・見て・確かめるだけで大丈夫です。
① ふくらみと、中身の偏りを見てみましょう
まずは、
羽毛布団を 床に広げて全体 を見てみてください。
このとき、
中央と端で厚みに大きな差がないかを確認します。
• 端は厚いのに、中央が薄い
• 中身が端に寄っているのが分かる
こうした状態が見られる場合は、
長年の使用で 中身が偏っている ことがあります。

次に、
布団を 4つ折り にして、
横から見たときの厚み を確認します。
• 全体に厚みがほとんど感じられない
そのうえで、
中央を 軽く押して みましょう。
• 押すと、ぺたんと潰れたまま、なかなか戻ってこない
このような場合は、
羽毛が傷んでいたり、
中身の力が落ちている可能性があります。
② においや、湿気がこもっていませんか?
次に、
羽毛布団の においや湿気 を確認してみましょう。
布団を広げたときに、
• 押し入れのにおいが強く残っている
• 湿った感じがする
このような場合は、
長年の使用や保管で、
中に湿気がこもっている ことがあります。
こんな時は、
風通しのよい場所で 陰干し をして、
空気を通すだけで、
ふくらみが回復するケースもあります。
直射日光を避けた陰干しの方が、
羽毛には向いています。

それでも、
• においが取れない
• 湿った感じが続く
場合は、
中の羽毛に汚れや傷みが
たまっている可能性もあります。
③ 側生地に傷みは出ていませんか?
最後に、
側生地の状態 を確認してみましょう。
ここで一番分かりやすいサインは、
羽毛の吹き出しがあるかどうか です。
• 生地の表面や縫い目から、羽毛が出てきている
• 使っているうちに、羽毛がカバーの中側につく
• 角や縫い目まわりに、ほつれや破れがある
このような状態が見られる場合は、
側生地に傷みが出ているサイン です。

中の羽毛がまだ残っていても、
側生地が傷んでいると、
そのまま使い続けるのは
難しくなってきます。
ここまで見て、どう感じましたか?
この3つを確認してみて、
• 「意外と、まだ大丈夫そう」
• 「少し手を入れた方が良さそう」
• 「これは、無理して使わない方がいいかも」
そんなふうに、
大まかな印象 がつかめれば十分です。
ここでは、
はっきりした答えが出なくても大丈夫です。
次は、
このチェック結果をもとに、
考え方の選択肢 を整理していきます。
よくある誤解
ここからは、
店頭でもよくお聞きする
羽毛布団に関する誤解 を整理しておきます。
誤解①「洗えば、元に戻るはず」
羽毛布団は、
洗うことで汚れやにおいが取れ、
状態が良くなるケースもあります。
ただし、
側生地に破れや大きな傷みがある場合は、
そもそも洗うことができません。
また、長年使っていると、
汗や皮脂などの油分が羽毛に付着し、
羽毛同士がくっついて、
ふくらみや保温力が落ちることがあります。
このような場合は、
丸洗いで汚れが落ち、
ふくらみが改善することもあります。
一方で、
羽毛そのものが傷み、
弾力自体が失われている場合は、
洗っても十分に戻らないこともあります。
洗浄は、
羽毛を新しくするものではなく、
本来の力を引き出すための手入れ
と考えると分かりやすいです。
誤解②「暖かくない=もう寿命」
暖かさが落ちたと感じる理由は、
必ずしも寿命とは限りません。
• 中身が一時的に偏っている
• 湿気がこもっている
• 使い方や重ね方が合っていない
こうした場合は、
中身をならしたり、
風を通したりすることで、
暖かさが戻ることもあります。
一方で、
• 中身を整えても、すぐにまた偏ってしまう
• 中央部分の薄さが改善しない
• ふくらみ自体が感じられない
このような状態が続く場合は、
羽毛の力が落ちており、
別の選択肢を考えた方が楽になる
ケースもあります。
誤解③「古い=すべてダメ」
年数が経っているからといって、
すべてが使えなくなるわけではありません。
実際には、
20年以上使っていても
状態が保たれているものもあれば、
10年ほどでも
傷みが進んでいるものもあります。
大切なのは、
「何年使ったか」よりも、
「今、どんな状態か」 です。
選択肢は3つあります
ここまで確認してきた内容をもとにすると、
20年前の羽毛布団には、
大きく分けて3つの選択肢 があります。
選択肢① そのまま使い続ける
• 中身の偏りが少ない
• 陰干しでふくらみが戻る
• 側生地に傷みがない
このような場合は、
無理に何かをしなくても、
もう少し使い続けられることもあります。
「まだ特に困っていない」
そう感じているなら、
その感覚も大切にしていいと思います。
選択肢② 手を入れて、楽に使う
• 中身の偏りが気になる
• ふくらみが戻りにくい
• においや湿気が取れにくい
こうした場合は、
丸洗いや、羽毛の手入れによって、
使い心地が改善することがあります。
また、
側生地が傷んでいる場合でも、
中の羽毛がまだ使えるなら、
リフォームという考え方 もあります。
「買い替えるほどではないけれど、
今より楽に使えたら…」
そんな方に合う選択です。
選択肢③ 役目を終えたと考える
• 中身を整えても改善しない
• ふくらみがほとんど感じられない
• 側生地の傷みが進んでいる
このような状態が重なっている場合は、
無理をして使い続けない
という選択もあります。
長年使ってきた布団だからこそ、
「もう十分頑張ってくれた」
そう考えるのも、一つの判断です。
まとめ ~「どうするか」は、今すぐ決めなくて大丈夫です~
20年前の羽毛布団でも、
状態によっては、まだ使えることがあります。
一方で、
少し手を入れた方が楽になる場合や、
無理をせず、役目を終えたと考えた方がいい場合もあります。
大切なのは、
「古いからどうする」ではなく、
「今の状態をどう感じるか」 です。
この記事でご紹介したチェックポイントは、
答えを出すためのものではなく、
考える材料を整理するためのものです。
迷ったときは、すぐに結論を出そうとしなくても大丈夫です
まずは、
今の羽毛布団がどんな状態なのかを
整理してみてください。
「まだ使えそう」
「少し気になるところがある」
「これは無理しない方がいいかも」
そのどれでも、
間違いではありません。
どう判断すればいいか迷ったら
もし、
• 自分では判断しきれない
• 写真や文章だけでは不安
• 買い替え前提の話はしたくない
そう感じたときは、
相談だけでも構いません。
状態を一緒に整理しながら、
無理のない選択肢を考えることもできます。
(※来店のご予約や、簡単なご質問だけでも大丈夫です)
最後に
長く使ってきた布団だからこそ、
迷うのは自然なことです。
急がず、比べず、
納得できるタイミングで考える。
それが、
いちばん後悔の少ない選び方だと思います。

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